会長 ジョセフ・オコナー氏

ジョセフ・オコナー(Joseph O’Connor)
会長 ジョセフ・オコナー氏
ジョセフ・オコナー氏は、世界で最も著名、また尊敬されているコーチング/NLPトレーナーの一人です。
氏はジョン・グリンダー、ロバート・ディルツおよびシャーロット・ブレットの元で1988年にプラクティショナー/1990年にマスター・プラクティショナーを取得。その他リチャード・バンドラー、タッド・ジェームス、アンソニー・ロビンスなどに師事してトレーニングを積んでいます。
教育、音楽および公演芸術にNLPを応用することに興味を持っていたオコナー氏は、音楽家や音楽教師のためのトレーニングを始めると同時に、ジョン・セイモア協会のNLPトレーナーとして活動を始めました。
その後、全米、香港、シンガポール、ニュージーランドおよび多くのヨーロッパの国々でNLPトレーニングを開催。また、トレーナーやコンサルタントとして、シティバンク、ブリティッシュ・エアウェイズ、ヒューレット・パッカード・インヴェント、国連工業開発機関(UNIDO)のウィーン本部など多くの企業・団体に関わりビジネスをともにしました。
オコナー氏の著書は17冊――世界で最も売れたNLP学習書籍、システム思考とコーチングに関する書籍など――で25の言語に翻訳されています(氏は米国以外で出版されたNLPに関する書籍の最初の著者です)。
その中でも“Introducing NLP”(邦題『NLPのすすめ』)は、NLPを学ぶための基礎的な参考図書として10年以上にわたり使用され、発行部数は50万部以上になります。
他にも日本では“NLP Workbook”(邦題『NLP実践マニュアル』)、“Coaching With NLP”(邦題『NLPでコーチング』)が翻訳され出版されています(いずれもチーム医療刊)。
現在、ICNLP会長として、そしてNLPを活かしたコーチングの普及のため氏が設立したICC(International Coaching Community)会長として世界中で活躍中。
王立音楽院認定有資格者。人類学理学士。
オコナー氏のメッセージ
私はロンドン大学で人類学の学位を取得しましたが、それをキャリアにはしませんでした。その代り、クラシックギターがとても好きだったので、ギターを教えたり実際にパフォーマンスをするという道を選びました。そしてそれは、NLPにとってとても大切な二つの疑問を私に呼び起こさせました。
一つ目は「人はどうやって学ぶのか? そして人はどういう風に教えられるのか?」
二つ目は「人々からベストを引き出すにはどうしたらいいのか? そして自分の中からベストを引き出すにはどうしたらいいのか?」  というものです。
私がギターを教えているときによくしたことは、「練習しなさい」といって生徒を部屋に残し、自分はコーヒーを取りに別の部屋に行ってしまうということです。そして、すぐ部屋に戻らずに、コーヒー片手に生徒たちが何をしているかを部屋の外でうかがうのです。そうすると、生徒たちが大変上手にギターを弾いているのが聞こえてきます。その素晴らしい演奏は私が部屋に入った途端に変化してしまうわけですが。
要するに私がレッスン会場にいると、不安になってたくさんミスをしてしまうということが起きるわけです。
私がレッスン会場にいない時、生徒たちはとても上手にギターを弾くということは、彼らに能力があるというのは間違いない。だけど、本当は弾けるのに弾けなくさせてしまう何かが彼らの頭の中で起きているんだな、と思いました。
頭の中で起きていることがどう実際の出来栄えに影響するか、ということはもちろんNLPの領域になってきます。そして、ギターのようにパフォーマンスが明らかなものはもちろん、あらゆるパフォーマンス、出来栄えということも同じことだと私は思っています…。
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